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アジアのつながりを、未来の力に。【ACC21 News vol.173】

2024.3.4
こんにちは!いつもACC21への温かいご支援をありがとうございます。
 
今回のメルマガでは次の点についてお伝えします!
  1. プログラム・アシスタント募集!(3/25締切)
  2. メディア掲載|「Take Action!連続講座」が日刊まにら新聞で紹介
  3. 参加者募集|3/16 JPN学習会
  4. 実施報告|日韓みらいスタディツアー
  5. すっきり寄付~書き損じはがきや未使用切手を集めています~
  6. 代表理事の一口コーナー

= =プログラム・アシスタント募集!= =
アジアの国際協力プログラム・オフィサーを目指す人へ

アジア、日本のNGOと連携し、貧困削減、保健医療、農村開発など多様な開発プロジェクトに取り組むACC21では、中心的に事業を担う「プログラム・オフィサー」として将来的に活躍していただくことを目的に、プログラム・アシスタント(常勤)を募集しています。【3月25日[月] 日本時間正午締切】
 
詳しくは下記ボタンから募集要項をご確認ください。
ご関心のある方のご応募をお待ちしています。また、周りにご関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報をシェアしていただけると幸いです。
募集要項はこちら
《募集内容(抜粋)》
募集人数: 1名
採用時期:2024年4月(業務開始日は応相談)
採用期間: 採用日から1年間の契約職員(正職員登用あり)
業務内容:以下の業務を補佐する
  • アジアの現地 NGO、日本の NGO が実施する事業への助成を行う公益信託の事務局業務
  • その他、事務局長が指示する業務
 
■応募者の条件
  • アジアの貧困、開発の問題についての基礎的知識と理解力と問題解決に意欲的に取り組む強い意思がある方
  • 海外出張業務を行うことができる方
  • 日本語・英語で業務ができる方(国籍問わず)
  • 大学または大学院を卒業している方
  • 企業・行政機関等での実務経験が2 年以上ある方
  • Microsoft Excel、Word、Power Point 等を使用できる方
  • 心身ともに健康である方
  • ACC21 の理念(ビジョン、ミッション)、活動内容に賛同し、ACC21 の事業を積極的に遂行する意思をもつ方
  • 多様な背景をもつ人々、団体等とコミュニケーションを密に行い、信頼関係を築く姿勢をもち、チームワークに貢献できる方
 
■ 業務内容による年齢の目安
担当する業務、当団体の人材育成計画を踏まえ、25 歳~35 歳がのぞましい。
 
■給与:
当団体の給与規程による。給与月額225,000円以上(固定残業代20時間分を含む)、経験と能力に応じて決定。
 
※その他の待遇や、詳しい業務内容・応募者の条件、ご応募の方法、選考などについては、上述のボタンから募集要項を必ずご確認ください。

= =メディア掲載= =
「Take Action!連続講座 #1」が日刊まにら新聞で紹介されました

フィリピンで発行されている日本語メディアの「日刊まにら新聞」(2024年2月9日)に、「Take Action!連続講座-フィリピンのストリートチルドレンのために私たちができること-」の第1回講座(2024年2月7日)が取り上げられました。
 
下記ボタンから記事をお読みいただけますので、ぜひご覧ください。
掲載記事を読む
「Take Action!連続講座-フィリピンのストリートチルドレンのために私たちができること-」の第2回講座は3月5日(火)に開催します。ご参加をご希望の方は、下記ページからお申し込みください。
詳細・お申込み

= =3月16日[土]14時= =
JPN第3回学習会「国際協力の新しいカタチ」

ACC21が事務局をつとめる日比NGOネットワーク(JPN)は、3月16日の午後2時から2023年度第3回学習会を開催します!

今回の学習会は、(特活)エンチャイルドの創設者・理事長である外舘孝則氏を講師にお招きし、ビジネスパーソンとして歩みながら、フィリピンの子どもたちへの支援を20年間も続けられるというその思いと事業・組織運営の実際と課題についてお話していただきます。
 
ぜひお気軽にご参加ください。
詳細・お申込み
【日時】2024年3月16日(土)14:00-16:00(13:50開場)
場所オンライン開催(Zoom)
参加費】一般:800円、JPN会員・学生無料
 
講師】
外舘孝則(とだてたかのり)氏((特活)エンチャイルド 理事長)

= =実施報告= =
日韓みらいスタディツアー

2月21日から25日までの「日韓みらいスタディツアー」が無事終了し、日本からの参加者と「日韓みらい若者支援事業」の運営委員と担当スタッフが日本に戻りました。
 
担当スタッフのシャープからの実施報告をお届けします!
ツアーには日本と韓国をあわせて26名が参加しました(日本からの参加者:6名、韓国からの参加者:20名 )。年齢は10代の中学生・大学生から40代前半の社会人まで幅広く、韓国からは部分的に参加された方や全行程に参加してくださった方もいました!
 
今回のツアーのテーマは、韓国の若者や市民との対話交流や日本の植民地時代や朝鮮戦争の歴史を学び、東アジアのこれからの平和を考える旅で、「日本と韓国の学生や若者が共に行動して分かち合うツアー」を目指しました。
~1日目~
1日目は、ツアーの拠点となる「日韓の市民の手でつくられた」ソウルの植民地歴史博物館見学(右写真)。学芸員の野木香里さんと共に博物館内を周り、展示解説を受けました。その後は、強制動員の被害者の支援に長く携わる金英丸さんの話を聞き、参加者同士で意見交換。韓国からの参加者から「日本の人が植民地のことをどう思っているのか知りたかった」との意見が多く寄せられたことが印象的でした。
~2日目~
2日目は、ジャーナリストの徐台教(ソ・テギョ)さんのガイドで非武装地帯(DMZ)を回るツアーで、朝鮮半島の分断の状況を目の当たりにしました。
その後のプログラムでは、デジタル性犯罪の被害者支援に携わるウォン・ウンジさん(追跡団火花)の話を聞きました。
凝縮されたプログラムですが、各プログラムの話がつながっているようで、日に日に学びを深め、参加者間の意見も活発になったように思います。
~3日目~
3日目は、東北アジア地域平和構築インスティテュート(NARPI)を訪問し、NARPI代表のJae Young Leeさんから「修復的(回復的)正義」についてのワークショップを受けました。単語だけではよくわからなかった「修復的(回復的)正義」という概念について、NARPIが実践してきた事例をもとに話していただき、ツアーで学んだ内容とつながる箇所もありました。
~4日目~
4日目は議政府市の中学生との交流。小グループに分かれて日本と韓国の文化や学校のこと、日韓の関係や歴史問題について議論しました。中学生からの率直な質問や意見に対して参加者はよく考え回答していました。中学生からは、「日本にも歴史に興味を持つ人がいてよかった。実際に会って話してよかった」という感想がありました。
 
最後のプログラムでは、社会起業家のイ・イェスルさんから、社会的経済の話や、自分や地球に優しく暮らすことについて話を聞きました。ツアーのまとめとして、参加者それぞれの「ツアーで印象に残ったこと」を共有。グループに分かれて話をし、その中で「私たちにできることは何か」を話し、日本と韓国の若者たち同士で何かが始まりそうな雰囲気でした。
写真は、1日目にも訪れた「植民地歴史博物館」の講義室で、イ・イェスルさんの話を伺う様子です。ツアーの始まりと終わりをこの場所で過ごし、まさにツアーの拠点になりました。
~5日目~
最終日の5日目は、ツアーを解散した後に、韓国の大学生や日本からの留学生の案内でソウル観光として景福宮へ向かいました。
最後に
人と出会い対話をすること、相手の国の文化や歴史を学び続けることの大切さについて、参加者の声としてあがりましたが、それはまさにこのツアーの目的としていたことでした。
 
短い期間の中で、お互いを知ろうとし、相手を思いやり、対話を続けていく姿勢が見られました。参加者の皆さんが一歩を踏み出し、そして歩み続けていくことが期待されます。

= =すっきり寄付= =

「すっきり寄付」では、皆さまのおうちで眠っている 書き損じはがき、使用済み切手、使用済みカード、外国通貨、商品券などを専門業者を通じて換金し、ACC21の活動全般に活用させていただきます。
 
余った年賀状や書き損じたハガキがありましたら、ぜひACC21までお送りください。ご協力をよろしくお願いします!
《集めている対象物品》
  1. 日本・海外の切手(未使用・使用済)
  2. 書き損じはがき・未使用はがき・未使用のレターパック
  3. 外国通貨(硬貨、紙幣)
  4. プリペイドカード(未使用・使用済)
  5. トレーディングカード(未使用・使用済)
  6. 商品券・株主優待券(有効期限内)
 
《ご送付先》
〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13アジア文化会館1F 
認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)すっきり寄付係
詳細はこちら

= =代表理事の一口コーナー= =
ACC21はプロフェッショナルな‟コーディネーター集団”に!

2023年6月の理事会でACC21のミッション(果たすべき使命)として「ACC21は、プロフェッショナルな“コーディネーター集団”として、様々なリソース(資金、ひと、知識・情報など)を橋渡しすることで、社会課題に主体的に取り組み、問題を解決できるよう貢献します。」が採択されました。このミッション策定にあたっては、22年度に設置された「ACC21中長期計画」委員会のもとで準備作業を進めていた事務局長と広報担当者が中心となりスタッフ間で協議し、委員会に提案され、理事会の採択に至ったものです。
 
このミッションの内容を改めて読んで、筆者には感慨深いものがあります。ひとつは、2005年のACC21の創設時に準備委員たちの力を借りながら筆者自身がまとめたミッションの考え方や価値観を引き継ぐものであったことです。組織活動で世代が交代するとき、若い世代は必ずしも先人たちの考えや手法を引き継ぐとは限りません。因みに、創設時に掲げたACC21のミッションは、アジアに次の4つの“流れ”を推進し社会変革を興すこと。(1)“資金”の流れ、(2)“ひと”の流れ、(3)“知識・情報”の流れ、(4)“政策・制度変革”の流れ。そしてこれらの流れを作る“人づくり”を行うことをミッションに加えたものでした。
 
新しいミッションは、事務局長とスタッフたちの発案を基に採択されたACC21の新ビジョン「人々が温かいつながりのなかで共に生きる、多様な“コミュニティ”に彩られた世界の実現」を主体的にさらに進めようという気概を感じさせます。
 
一方、これまでの40年間にわたるNGO活動の経験者として、筆者があえてコメントすれば、克服しなければならない課題があります。それは、「プロフェッショナルな“コーディネーター集団”」としての自らの位置づけです。プロフェッショナルなとは何か、コーディネートするとは何か。
 
プロフェッショナルなとは、筆者の勝手な解釈ですが、以下の内容を含むものと思います。(1)仕事が正確、(2)早い、(3)受益者(顧客)と寄付者(投資家)両者を満足させる成果を出す。NGOもビジネスも、プロとしての営みは同じと考えます。NGOは、ときにはボランティア団体として考える人がいますが、相互に助け合うぬくもりある社会を作るためにボランティア活動(無報酬の活動)は大切です。しかし、給与をもらってNGO活動をする限り(例え薄給でも)、プロ意識を持って仕事に取り組むことは必須です。筆者は以前より、NGO活動は社会変革を興す投資活動(知見、ノウハウ、時間、ネットワーク等を使う投資活動)と捉えていました。他者からの寄付金を受け(預かり)、助成金を受け、行政機関から補助金を受けて活動するには成果を生み出す責任があります。
 
コーディネートするとは何か。筆者は、次のように考えます。立てた目標を達成するために立場や考えや技能が異なる人々や組織の参加を得て、その関係を調整し、協働のための道筋をつくっていくこと。筆者自身の経験から、その役割を果たすコーディネーター集団(人、組織等)には、以下の条件が求められます。(1)達成したい目標をしっかり持つ(換言すれば、事業の受益者、例えば貧困で路上生活を余儀なくする人々や子どもたちの実態・問題点をよく知る、(2)目標達成に必要な幅広い知見を持つ人材や組織、そして資金提供者(リソース)を知り(必要に応じてNGO界を超え)、“ネットワーク”推進者として働き、それら関係者・組織等との信頼関係をつくる、(3)ネットワークに参加してくれる個人や組織の意見等に謙虚に耳を傾ける(参加者が主体的に関与してくれるようにプロモーターあるいはフォロワーとしての役割)、 (4)事業を推進する事務局体制を整える。
 
ACC21の次世代が立てたミッションが遂行され、ビジョンの実現に一歩でも近づくことを切に期待しています。
 
(代表理事 伊藤 道雄)
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発行:認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21
お問い合わせ:info@acc21.org
ウェブサイト:https://acc21.org
 
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